そもそも鬼滅とは
鬼という存在に家族を殺され、妹を鬼に変えられた炭治郎くんが妹を元に戻すために戦うというストーリー。
アニメを見て思ったのが、血がたくさん出たり首がはね飛んだり、結構ハードな描写が多いんですよね。
なので、私はてっきり大人向けのアニメだなぁと勝手に思ってたんです。
しかし蓋を開けてみれば子供たちの間で大流行りじゃないですか。
TwitterなどのSNSでも、子供に見せるような描写ではない等の発言も多く見られました。
バンダイからは子供向けの玩具、デラックス日輪刀なんて玩具も発売される始末。
たしかに鬼滅自体は大変面白い作品です。
カッコイイし、笑えるし、キャラクターだって個性的で良いです。
ただ、正直なところ興行収入200億確実だの、そこまでのものだろうかという思いがあります。
これは、コロナ禍により低迷した経営状態を、なんとしてでも回復させたいという様々な企業の思惑を感じるんですよね。
買い物に行くと必ず見かける鬼滅コラボ商品。
スマホでネットを見てると必ず見かける鬼滅の話。
子供たちの会話やガチャガチャの商品、コンビニのキャンペーン、他にも色々。
どこに居ても何をしていても鬼滅ばかり。
この状況は、たくさんの企業が鬼滅を神輿として担ぎあげたという事に他ならない。
そんな状況に、何か違和感を感じるのです。
冒頭でも書いたように、残酷な描写がある本作を、経済効果があるからと言って子供向けの作品にしてしまった事。
また、社会現象となる程に神輿を担いでしまった事。
いずれ鬼滅ブームが去ってしまった時に、社会問題として浮き上がってくるのではないかと思っています。
だからどうしろという訳でもないのですが、少し怖い事なんじゃないかと思い記事を書いた次第です。
繰り返しますが、作品はとても面白いのですよ。