第19回 心は焚き火を必要としている

焚き火とは、つまりは世界平和そのものである。

--にちりん宇宙的エッセイ第13章より抜粋

どもども、にちりんですよ!

あの歴史的エッセイにも登場する焚き火。

以前にもお伝えしたかと思いますが、私にちりんは焚き火が大好きなんですね。

もういっその事オリンピックの競技にしてもいいんじゃないかと思うくらいに好きなんです。

でも、焚き火って敷居が結構高いんですよね。

焚き火をできる場所ってすごく限られてますし、最近では直火を禁止するキャンプ場なんかも多く、焚き火台を購入したりと、何かと準備が必要だったりするんです。

そんな中、いつものように焚き火ネットサーフィンを行っていると、あるお店が目に留まりました。

キッチンスヌーグという、高槻市の摂津峡にあるレストラン。

どうやらこちらのお店、夕方6時まではレストランとして営業されており、それ以降の時間に焚き火スペースを開放している模様。

キャンプ場としても楽しめる

焚き火場は夕方6時から夜12時までの3時間制。なので最終受付は夜9時となります。

料金はこんな感じ。

おまかせパックだと、必要なものはほとんど揃えてくれてるので、なんなら手ぶらでも焚き火が楽しめちゃいますよ。

早速おまかせパックで予約。

※数日前じゃないと予約取れないので余裕をもって予約しましょうね。

予約日当日、19時からのスタートに合わせてキッチンスヌーグに向かう。

高槻市内より車を走らせる事30分

空もいい感じに暗くなってきた。昼間の焚き火もいいけど、やっぱり夜の焚き火が一番美しいのでワクワクが止まらない。

そして到着。なかなか雰囲気があって良い。ワクワクしすぎて呼吸が乱れる。

奥にあるレストランの中で店主さんが仕込みをしておられるので声をかけましょう。

※一人きりで仕込みをされてるので音楽大きめにしてモチベーションを上げておられます。少し大きめの声で呼んであげて下さい。

先に料金を支払い、裏庭に案内してもらいます。

こちらがお任せパックの内容。

焚き火台、薪、ベンチ、テーブル、火消し壷と着火用の枯れ葉と枯れ枝とトング。

軍手、ハサミ、ふいご(風送るやつ)、ライター、網。

どうして網があるのか聞いてみると、「焼き物したい方もおられるかと思いまして」との事。なんとも有り難い心遣い。

レストランから少し離れた場所にあるので結構暗いんですよね。

ライトつけますか?とおっしゃって頂きましたがここは雰囲気重視。

暗いままで楽しみます( ー`дー´)キリッ

と丁重にお断りしました。

予約する際に、自分で火を付けるかお店の人にお任せするのか選べるのですが、そこはにちりん、焚き火好きを豪語するからにはセルフを選択しましたよ。

枯れ枝を敷き詰め、薪を組んでライターで火を付ける。

しかし、これがまたなかなか着かない。

15分ほど奮闘しているとお店の人がおまかせパックについているパンとスープを持ってきてくれた。

オニオンスープとパン

しかしまだ火がついてないので店主さんが心配そうにこちらをみている。

余裕ですよと言わんばかりに色々お話を聞いてみた。(話をそらした)

焚き火サービスを始めたのは今年からだそうで、まだ認知度は低く平日の利用客はポツポツだそうな。

土日の日中はバーベキューのお客さんで活気があるとの事。

焚き火ができる素敵な場所なのにもったいない!宣伝しときますよ!とお話しながらエリエール(ティッシュ)を丸めて薪の下に詰めた。

まぁざっとこんなもんです

無事火が着いたのでパンとオニオンスープを頂くことにした。

パンはとても素朴で懐かしい味。雰囲気と相まってめちゃくちゃおいしい。

オニオンスープは玉ねぎの甘みがすごい出ていて、小さい玉ねぎがまるごと入っていて食べごたえ十分。

焚き火がパチパチと爆ぜる音、近くを流れる芥川の水の音、風で揺れる竹林の音なんかを聞きながら、パンをもくもく食べる。

もうね、とんでもなく幸せなんですよ。

仕事や日常生活に追われる日々。何気なく過ごしていても感じるストレス。

そんな全てを忘れる事ができる時間。

3時間という短い時間でも、焚き火を眺めているだけで心が軽くなる。暖かくなる。

薪はだいたい12本くらいありましたが、3時間で丁度いいくらいでした。

2時間経過したくらいで全ての薪を焚べ終え、2時間半くらいから片付け始めるといい感じですね。

あくまで場所を提供して頂いているので、お片付けはきちんとしておきましょう。

火消し壷に灰や炭を移します。

火傷しないように軍手忘れずに

ピザ窯があるので、その脇に蓋をして置いておくと、お店の人が処分してくれます。

きちんと蓋をすることで中の酸素がなくなり火が消えます。お借りした焚き火台も、この近くに置いておきましょう。

最後に他の貸し出し品をもってレストランで仕込みをしている店主さんに返却しましょう。

※モチベーションをあげるため結構な音量で音楽を聞いておられますのでなるべく大きな声で呼んであげてください。

以上で焚き火終了です。

いやぁ、なんというか、とても素晴らしいサービスでした。

これまで焚き火はキャンプ場でするものという認識を覆す、焚き火をメインとした新しいチャレンジですよね。

試行錯誤しながらにも、店主さんの細かい気遣いが至る所に感じられる、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。

興味を持たれた方は是非ともホームページを覗いて見てくださいね。

kitchen snug
キッチンスヌーグ
https://kitchensnug.com/
大阪府高槻市塚脇5-2-1
072-688-0502